パソコンをリモコンで操作(WinLIRC)
2006/05/20
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winampをリモコンで操作できる手頃な周辺機器は無いかとGoogleで
調べていたところ面白い情報を見つけました。
見つけたのは周辺機器ではなくWinLIRCというソフトなのですが何でも
テレビやエアコンに使われている赤外線リモコンの信号を
解析してパソコンのリモコンとして使えるようにするソフトの様です。
元々はUNIX系のOSで作られたソフト(LIRC)のようでLinuxやFreeBSDでも動くようです。
WinLIRCの情報は下記のFutabaさんのサイトが詳しいので興味のある方は其方を参考ください。
WinLIRCを日本語化したソフトや、winamp用プラグイン、オリジナルのリモコンソフトも配布されています。
赤外線リモコンの動作原理なんかも書かれていて面白いです。
FUTABA HOME
ハードについてはネット上に回路図が多数公開されていているようで1000円以下の
材料費で製作可能なようで面白そうなので自分で作ってみることにしました。
製作に当たってはFutabaさんのサイトを参考にさせて頂きました。(多謝
■ハードの製作(リモコン送受信機)
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部品は共立エレショップのネット通販を利用して入手しました。
FutabaさんのHPにある部品が一部無かった為共立エレショップにあった代用品を使っています。
購入した部品は以下になります。
- カーボン抵抗 1/4W 4.7KΩ (黄紫赤金)
- カーボン抵抗 1/4W 1KΩ (茶黒赤金)
- カーボン抵抗 1/4W 47Ω (黄茶黒金)
- タンタル電解コンデンサ 4.7uF (DN1C4R7M1S)
- スイッチングダイオード (1SS133 T-72)
- NPNトランジスタ (2SC2120-Y)
- 3端子レギュレータ (78L05)
- 赤外線受光素子 (IRM-3638)
- 赤外線LED (TLN105B)
- ユニバーサル基盤 (ICB-88)
- RS-232C(D-Sub9ピン) メスコネクタ
- 電池BOX (WR-321A) ×2個
※それ以外に必要 or 有ると便利な物
- 単三電池4個(送信用)
- ハンダごて
- ハンダ
- ニッパ
- RS-232C(D-Sub9ピン)延長ケーブル
ここで完成までの工程を紹介したい所ですが現在手元に汚い手書きの
回路図が1枚あるのみでまた部品の配置も悪いので省略します...
完成後の写真は以下になります。


電源をどうしようか悩みましたが基盤と切り離して使用できるようにしました。
電源なしだと受信専用として使えて、電源を接続すると送信も可能になります。
完成後、試しに手元のテレビ(SONY製)の電源をON/OFFしてみましたが正常に動きました。
WinLIRCは単独でも使用できますがサーバ型のソフトウェアとしても使用可能なようで起動するとTCP/IPの8765ポートを空けて待機状態になるようです。
C言語やperl,PHPなど適当な言語で8765ポートに接続してごにょごにょするプログラムを組めば色々面白いことが出来そうです。
例えば携帯から自宅のパソコンに接続してビデオデッキとテレビの電源をONにしてワールドカップの生放送を録画したりとか...
VC++かperlで何か面白いソフトを1つ作ってみるつもりなので完成したらここで公開してみます。
■ソフトウェアの設定(受信/送信)
■動作確認環境
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- WindowsXP (SP1)
- WinIRC ver.0.6.5 (Japanese Edition)
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last update Sat May 20 2006